北横岳 八ヶ岳 令和7年2月22~23日

********************

【北横岳(八ヶ岳)(2480m)】

 

日 時 / 令和7年2月22~23日

参加人数/ 9名

タイム / 6:24

距 離 / 8.1km

 

********************

 

日本列島が最強寒波に覆われる2月末、楽しみにしていた北八ヶ岳に行ってきました。

まずは今日のお宿「民宿やつがね」を目指して600kmひた走ります。


16:30 民宿やつがねに到着。こちらのお宿は当あけぼの山の会会長ご推薦。当会の常宿とのこと。

高齢のご夫婦だけで営んでいるご様子で、登山口があるロープウェイから車で30分程の立地にあり、民宿周辺には雪もなく登山道具などの荷降ろしもラクチン。

近くに温泉もあり、2食付きで¥7000!

もちろんお宿に入浴施設はありましたが、筆者は歩いて3分のところにある「塩壺の湯(公営)」を堪能しました(割引入浴券をお宿で購入可能)。

入浴後は道中に購入したご当地クラフトビールや地酒と共に、地元食材を使用した夕食を楽しみました。

 

翌朝。

 

ロープウェイを利用せず登山口から登る組と、ロープウェイ利用組に分かれ、山頂駅で合流するという計画の元、先発隊は一足先(6:45)にお宿を出発しました。

北八ヶ岳ロープウェイのりばに着くと、駐車場は徐々に埋まり始めていました。

駐車場横の登山口から登るということで、さっそくアイゼン装着したり、下山はスキーやスノーボードで降りる予定の者は板をザックに固定するなど、各々準備を始めました


北八ヶ岳ロープウェイのりばはすでに標高1771m。ここからの景色も充分素晴らしい。

甲斐駒ヶ岳、仙丈ケ岳なども見えました。お天気も良く、すてきな山行になりそうです。

 

ところが準備に手間取ってしまい、すぐ出発とはならずあとの予定が押し迫る。そして午後からは強風となる予報。

結局、登山口からのスタートは断念し、後発組と一緒にロープウェイを利用することになりました。

折しも三連休の中日ということでロープウェイのりばはすでに行列。CL氏はすぐにチケット購入に走り、私たちは先にのりばに並びました。

余談ですが今思い返してもロープウェイのりばが一番寒かった(凹)。何故なのか。山頂のマイナス15度より底冷えがし、足元から背中への震えが止まらない。。。

30分ほど耐え、なんとかロープウェイに乗り込むことができました。

ここから標高2237mの山頂駅まで7分。あまりの人の多さで写真を撮ることはできませんでしたが、ロープウェイからの景色もすてきでした。


山頂駅を出ると坪庭が広がっており、ここでキツツキさんのベルを鳴らして、9:20登山開始です。

5分程歩くだけで既に絶景ビューポイント。北岳、御嶽山が見え、15分くらいで第一休憩所に到着。ここからの眺めは最高でした。

登山客が多く、追い越し追い越されを繰り返し、10:25北横岳ヒュッテに到着。

ここで山頂を目指す組と坪庭へ下山する組に別れます。


横岳ヒュッテから35分ほどで到着。南峰標識越しに見えるのは蓼科山です。

さすがに山頂は風も冷たく皮膚を出してはいられず、誰なのか判らない集合写真となってしまいました。

予定より40分ほど押しているので、まずは北横岳ヒュッテまで降りて昼食をとることにします。

朝同様、相変わらずの人混みの中、なんとかザックを下す場を確保し、暖かいコーヒーでひと息つく。青空は見えるけど先ほどに比べ、だいぶ雲が出てきた様子。流れも速い。

ここで先輩が、隣で昼食を取っていた方に話しかけました。この方のわかんが気になった様子。なんと塩ビパイプを使用した手作りわかんでした。自分の思ったようなものが無かった為、作ったとか。了承を得て写真を撮らせていただきました。

メリット:軽い!

デメリット:塩ビ内は空洞のため弱い との事。

 

さて。我々が次に目指すは三ツ岳Ⅲ峰、Ⅱ峰、Ⅰ峰、縞枯山。

ですがロープウェイの最終便の時間を考慮し、縞枯山のみを目指すことにしました。

そこで先に坪庭へ下山した待機組に予定を伝えようとしましたが無線が通じず、一旦ロープウェイのりばまで下山することになりました。

なんとかロープウェイのりばで合流することが出来、予定を伝え、改めて縞枯山を目指しました。

13:25 童話に出てくるような大きな三角屋根の「縞枯山荘」。

ここから1時間ほど登ったあたりから、急に指先が痛くなりだしました。ぐー・ぱーしてもオーバー手袋してるから指先の自由が効かず、痛みも改善されない。おまけにスマホの電池残量が30%だったので充電器を差し込んだけどスマホが拒否って無反応。

雨池峠分岐からの急登を登りながら、指はぐー・ぱー。時たまスマホをなでなで摩擦熱を与え、14:06縞枯山(2403m)登頂。

ここはあまり見晴らしがないのでさらに茶臼山・展望方面を目指しました。

素晴らしい眺望を前にして、無反応のスマホの再起動を試みましたが相変わらずの反抗児。

絶景は脳裏に焼き付け下山することにしました。

山頂駅からはスキー&スノボ下山組・登山道下山組・ロープウェイ利用組に別れそれぞれ下山。山麓駅で無事合流しました。

 

今回はロープウェイを利用したので、一気に絶景に出会え、名だたる山々を見ることが出来ました。

天候にも恵まれ、山行中は何度も「青空に雪の白が映えてきれい~」と、ずっと感動しっぱなし。

帰りに立ち寄った諏訪湖SAでも諏訪湖越しに八ヶ岳連峰が見え、いつまでも楽しい余韻に浸ることができ疲れ知らずでした。

 

よつば