総勢13名(うち1名は途中参加)で、奈良の山辺の道をたどってきました。
山辺の道は、日本書紀や古事記にも登場し、古墳時代には整備されていたと考えられている、日本現存最古の道です。古墳時代から奈良時代へ、(おおむね)時間の流れとともに史跡をたどることができる、ロマンあふれるルートです!
1日目 山辺の道(南)
香川から電車を乗り継ぎ、奈良桜井市へ。この日は桜井市から天理市を目指しました。見どころ満載なこのルートは海外の方にも人気のようで、我々以外にも多くの方が山の辺の道散策を楽しまれていました。
日本最古の市であった「海石榴市(つばいち)跡」。小野妹子はここから遣隋使を派遣したそうです🐎
大神(おおみわ)神社、とても立派な神社ですが、写真は拝殿。三輪山を神体山とし、直接拝するようになっているため、本殿は持たない神社だそう。
箸墓古墳。見事な前方後円墳です!卑弥呼の墓との説もあるそうな。
1日目は初夏の漂う晴天に気持ちは晴れやかでしたが、暑さによる体力消耗と足の疲れもあり、翌朝のスタート地点の石上(いそのかみ)神宮は経由せず、少しショートカットしながらお宿を目指しました。途中、道の駅なら歴史芸術文化村に寄り道。
蜂に巣を作られてしまったかの有名な當麻寺の阿形像の修繕をこちらで実施されたそうで、きれいに修復された阿形像を見学することができました(残念ながら写真はないので、気になる方は検索ください)。
2日目 山辺の道(北)
2日目のスタートは、1日目に経由を断念した石上神宮から奈良市内を目指しました。石上神宮は神の使いともいわれるニワトリが境内に放たれていることでも有名ですが、この日はまだ時間が早かったためか、みんな小屋の中でした。
神の使いと呼ばれるだけあって、みんなどことなく精悍な顔つきに見えました。
1日目とは打って変わって曇天の中、ひたすら奈良に向けて歩き続けること半日。ようやく奈良市内に到着。人もいっぱい、鹿もいっぱい。
奈良市内で大仏様にご挨拶を済ませ、次はバスで平城京跡 朱雀門ひろばに移動🚌時間の関係でゆっくりとすべてを回ることはできませんでしたが、何とか大一次大極殿を拝むことに成功!
いつもの山行とは違い平坦なルートではありましたが、地図とコンパスから進行方向を確認することや休憩の取り方など、山での行動は平地でのトレッキングにも生きることばかりだと学びました。また、進捗にあわせ臨機応変に行動計画やルートを変更される諸先輩方の頼もしさは、平地でも健在でした!
たくさん歩き、日本の歴史をたどりつつ名所観光にお土産も買い、夜は枕投げの代わりにお酒で乾杯🍺これぞまさに大人の遠足・修学旅行!という感じで、とても楽しかったです(*^-^*)
N.Y.