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【讃岐山脈トレイル vol.1】
日 時 / 令和5年11月23日(木)
参加人数/ 13人
タイム / 6:55
休 憩 / 1:33
距 離 / 13.7km
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当初予定していた11月18日(土)は突然の寒波により23日(木)へ延期となりました。よって山行予定されていたのに行けなくなった方も数名いらっしゃいましたが、参加人数13名で、六地蔵峠班と財田林道班に分かれての交差縦走に行ってきました。
(筆者は六地蔵峠出発班)
今日登る讃岐山脈。
集合場所である三豊市山本支所で、それぞれ相手班の車に下山後の荷物を乗せ7:30出発。
対向車が来ると交わせないようなくねくね山道をひた走り、六地蔵峠に到着。こちらに車を止め、ラジオ体操で準備運動後、まずは六地蔵にご挨拶してから8:10定刻通り登山開始です。
昔話の「ろくじぞう」を想像していましたが、1つの石碑に6体鎮座されているという、なかなかコンパクトなお地蔵さまでした。
今回は、一部やぶこぎをしながら行く箇所があるとのことで、リボンも配られました。
登り始めはいきなり粘土質の登りで苦心しましたが、まずは中蓮寺峰をめざします。
気持ちのいい青空を背景に、黄色く染まった樹木、枯れ葉の絨緞の中に東屋が見えてきました。9:32 中蓮寺峰に到着。
「中蓮寺峰と金の鶏」
中蓮寺の峰に金の鶏が住んでおり、この鶏の鳴き声を聞いた者はその年は幸福が巡ってくると言われ、みな、金の鶏の鳴き声を聞こうと競って早起きをする習慣ができたそうな。
(財田のむかしばなしより
木漏れ日の中を歩くのは気持ちがいいので好きです。
10:19 若狭峰到着。
ここからやぶこぎしながらちょっと下りです。
今年新規会員として入会した筆者は、赤やピンクのリボンを木に結ぶのは初めてです。
自分が今迄登っていた時に目にしたこの印。「誰かが結んでくれていた」のは知っていましたが、「誰」なのかは考えたこともありませんでした。
先日のクリーンハイクもそうですが、登山のノウハウを学ぶことの一つで、その「誰か」側になれました。
記念すべき「初リボン」(本当は真結びにするべきでしょうが・・・
次は猪ノ鼻峠を目指します
そろそろ合流してランチタイムの予定なので、財田林道班を待っていると・・・向こうからやってきました。
秋晴れのもとランチをしながら来た道の情報交換。ここからは登り下りが何度も続き、少し寒いとのこと。
二軒茶屋の近くに「いぼ地蔵」なるものがあるとのことで近づくと、「お地蔵さん」ではなく「まあるい石」でした。
午後からの登山道は日陰が多く、そして午前中には見られなかった「シダ」の群生がありちょっと寒いです。
我が六地蔵峠出発班は7箇所ある三角点全制覇を成し遂げました。
これが記念すべき最後の《轟ノ滝》三角点。
今回の山行は、普段から見ている讃岐山脈の縦走で、地元のことなのに知らないことばかりでした。
猪ノ鼻トンネルは知っていても、その上にある猪ノ鼻峠は初めて歩き、中蓮寺越えの道は、昔、讃岐と阿波を結ぶ交易の道であり讃岐からは米・いりこ等を、阿波からはタバコの葉を持って行き交換していたとか。猪ノ鼻トンネルが出来るまではこのような山越えの道を物資を担ぎ交易をしていたので、ここを通る人も多く、二軒の宿が宿泊と茶の接待をしていたそうです(二軒茶屋)。説明の看板や財田の昔話などがあり、なかなかおもしろい山行でした。
投稿者:よつば