さぬき広島 平日例会 令和5年3月30日(木)

3月30日の木曜日にさぬき広島の王頭山へ洋上ハイキングしてきました。浜街道隣接の丸亀港から高速船でさぬき広島の江の浦港へ、そこからは港と王頭山がよくみえました。

しばらく江の浦地区内の民家が点在し、空き家も多々ある中を歩いていると空き家の庭先に猫1匹が不思議そうにこちらを見ていました。結局島内では猫を見かけたのはここだけで、猫で有名な佐柳島とは違いました。さらに進むと閉校している小学校の裏に立派な石積みの蔵があり、そこに説明文があり概要は、重厚感がある石積みの建物で明治28年の施工で島は石の産地なので材料には不自由しなく保管したものは、灯標陽の油とのことで、今風に言えば危険物倉庫とのことでした。                                          さらに進むと「さぬき広島しま山めぐり」の立派案内板がありここが登山口である。ご多分に漏れず里山は急登が多いがここもほぼ直登であり、至る所にピンクの山ツツジが我々を出迎えてくれ、山と春霞の瀬戸内海が調和していた。普通、山には山桜が群生しているが、ここは桜の代わりに山ツツジの群生地であった。                                         山の頂上間際に「王頭砂漠」があるが、山でなぜ砂漠と名がつくのかと思い調べてみると、さぬき広島から産出される青木石の採石の歴史は古く、豊臣秀吉の大坂城築城のときに青木石が使われたことが始まりといわれています。庵治石に匹敵するほど品質は高く、墓石材や記念碑、さまざまな石建築にも使用されています。墓石になるのは採石されたわずか1%。香川県の金刀比羅宮の宝物殿の基礎石や壁石、社務所の床や通路、瀬戸大橋記念公園の記念碑にも青木石を見ることができます。また、墓石材にならない石は「間知石」(けんちいし)と呼ばれる土木のがけ石としても使われていましたと丸亀市のホームページに説明がありました。この花崗岩である青木石が長い年月を経て風化し砂状になっている広い場所が「王頭砂漠」でここで奇岩と瀬戸内の島々を診ながら昼食にしました。                                              

その後、王頭山頂に着きましたが木々が邪魔をして見晴らしはありませんでしたので、山頂で記念撮影をして青木石の採掘場後の大師堂に向かい大規模で圧倒的な採掘場後を見た後に甲路地区へ下山し、海岸沿いを歩き江の浦港へ向かっていると島内巡回バスがやってきたので退屈な海岸沿いを歩くのをやめさせて貰い、今度はフェリーで丸亀港へ向かい本日の山行を終えることとしました。

 

投稿者:Y.H